ミクニが14日発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比15.9%減の22億6200万円で、大幅減益となった。
売上高が同0.9%減の819億4200万円。主に欧州・インド市場における需要の低迷や鈍化、総体的には為替が円高基調であったことなどが影響した。
損益については、主に欧州向け二輪車用製品需要の低迷、一昨年のタイ洪水被害からの復旧過程におけるグループ各社の異常操業や代替生産コスト、新興国の賃金上昇などの要因により、営業利益は減少。経常利益は、為替差益やタイ現地法人の災害損失戻入益が営業外収益として発生したことなどにより同3.9%増の21億3100万円、純利益は同12.1%減の14億0800万円となった。
今期の業績見通しは、売上高は前期比8.6%増の890億円、営業利益は同54.7%増の35億円、経常利益は同40.7%増の30億円、純利益は同27.8%増の18億円とした。