GDP成長率、1-3月はプラス4.1% 外需&製造業が減速も内需が下支え マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
GDP成長率、1-3月はプラス4.1% 外需&製造業が減速も内需が下支え マレーシア
GDP成長率、1-3月はプラス4.1% 外需&製造業が減速も内需が下支え マレーシア 全 2 枚 拡大写真

中央銀行バンク・ネガラは5月15日、2013年第1四半期(1-3月)の国内総生産(GDP)成長率が4.1%になったと発表した。

前期(2012年第4四半期)のGDP成長率(6.5%)を下回る結果となった。外需や製造業が減速したが内需の成長に支えられた。

国内需要は8.2%成長となり、前期の7.8%成長を上回った。民間消費は7.5%の堅調な成長を記録した。今年1月に導入された最低賃金制度により民間の収入が増加したこと、労働市場の状況が好調であったことが影響した。公共消費は0.1%成長し、前期の1.2%成長からは減速した。

製造業は外需の減速により0.3%となり、前期の5.7%を大幅に下回った。石油製品・化学・ゴム・プラスチック製品が減少した。また鉱業は、原油生産が減少したため1.9%のマイナスとなった。

サービスセクターは、卸売・小売・貿易・金融・保険が好調だったことから5.9%の成長となった。建築セクターはインフラプロジェクト拡大により5四半期連続で成長し、14.7%と高い成長を維持した。農業セクターはパーム油やその他の農業、漁業に支えられ6.0%となった。

中銀は今後のマレーシア経済の成長について、民間セクターの拡大が引き続き見込めること、公共セクターに支えられ内需が今後も成長を牽引すると見込んでいる。世界的な成長の下振れリスクは今後も続くが、域内貿易の成長が高まると予想している。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  6. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  7. 三菱『アウトランダー』に初のオフロード仕様!「トレイルエディション」米2025年モデルに
  8. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  9. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  10. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る