TDK、車載対応の積層セラミックコンデンサー新シリーズを量産開始

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TDK・車載対応の積層セラミックコンデンサー
TDK・車載対応の積層セラミックコンデンサー 全 2 枚 拡大写真

TDKは、温度特性がC0G特性で定格電圧が100V~630Vまでの車載対応積層セラミックコンデンサの新シリーズを開発し、量産を開始すると発表した。

同シリーズは、C0G特性を有する製品ラインアップで定格電圧100V~630Vまでの中耐電圧領域において業界最高レベルの静電容量を有し、特に5750(5.7mm×5.0mm、EIA:2220)サイズでは、業界最高となる静電容量100nF(定格電圧630V)を実現した。

近年、電気自動車やハイブリッド自動車の普及に伴い、自動車のエレクトロニクス化が進み、その中で車載用電子部品として使用される積層セラミックコンデンサにも高信頼性とともに小型・大容量化の要求が大きくなっている。

TDKでは、誘電体材料の微粉化、高分散化技術と誘電体セラミックス層の薄層・多層化技術を組み合わせ、幅広い製品サイズで静電容量の拡大と車載製品に要求される高信頼性の両立を実現。さらに、今回新たに定格電圧450Vシリーズ(2012サイズ以上)、および5750サイズの新たなシリーズ化を行ったことで、市場が要求するさまざまなニーズに対応する。

同シリーズの温度特性はC0G特性(温度範囲-55~125度、温度係数0±30ppm/度以内)となっており、自動車ECU用途だけでなく、民生品、産業機械等の電源で必要とされる各種回路(時定数回路、フィルタ回路、共振回路、発振回路、スナバ回路)等の高信頼性が要求される用途に使用できるほか、定格電圧、静電容量の向上によりフィルムコンデンサからの置き換えも可能となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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