ボーイング、747-8の認可の為の飛行テストに成功

航空 企業動向
ボーイング747-8
ボーイング747-8 全 2 枚 拡大写真

ボーイングは5月21日、同社の747-8インターコンチネンタルが最初の飛行テストを、強化されたGEエンジンを含む数々のパフォーマンスの改善と共に行ったことを公表した。

このテストのパッケージは、747-8航空機の燃料効率を改良するようにデザインされている。

航空機はボーイングの飛行テストと評価の責任者であるカーク・ビニングと、チーフパイロットのマーク・フェアーステインの操縦により、午後1時30分にワシントン州エベレットのパイン・フィールドを離陸し、およそ4時間後にシアトルのボーイングフィールドに着陸した。

「それは素晴らしいフライトで、エンジンも予想通りに動作した。これは飛行テストプログラムにおける重要な到達点だ」とビニング機長は語った。

航空機のパフォーマンス改良パッケージ(PIP)は、GEnx-2Bエンジンとフライト・マネージメント・コンピューター(FMC)の改良を含む。

ボーイングの747-8系列を改良する継続的な努力は、航空機が初めて納入された約2年前以来、1.5パーセントの燃料効率の増加を蓄積する結果をもたらした。これらの新しい改良は、運用者に1.8パーセントの効率を追加する飛行機を提供する。

「これらの改良は顧客のための、この素晴らしい航空機を継続して改良する我々の献身の一部である。1.8パーセントの燃料効率を改良したことは、1機の飛行機あたりの燃料を1年におよそ100万ドル削減するものであると共に炭素の足跡を軽減するものである」と747プログラムの副社長兼総務部長のエリック・リンドブラッド氏は語った。

テストプログラムはまた、デザインの変更を確認すると共に、当初の納入時から延期されていた747-8の旅客バージョンの水平燃料タンクシステムの機能を実演する。新しい設定は2014年の初めに最初の導入が行われ、追加導入のために利用可能である。新しいエンジンとFMCソフトウェアーのサービスへのエントリーは、2013年の終盤に行われることとなる。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る