国交省九州運輸局では、2012年度の九州~韓国間旅客輸送実績を5月23日に発表した。
局発表によると、2012年度における九州と韓国を結ぶ旅客定期航路(6社3区間、フェリー3隻・高速船8隻)の旅客輸送実績は、韓国人旅行客の対馬への入込増、及び2011年秋からの航路開設により、対馬~釜山航路において前年度比25万9000人増の42万8000人、実に153.2%もの大幅増となった。
全体でも、前年度比32.7%増の124万4000人と、リーマンショック前の水準を超えて過去最高を記録した。
国籍別では韓国人旅客が93万4000人、前年度比61.3%の大幅増の一方で、日本人旅客は竹島領土問題、及び円安、ウォン高の影響もあり、14.9%減の28万9000人であった。