MINIが5月25日、オーストリア・ウィーンで開幕した欧州最大のエイズ撲滅イベント、「ライフボール」で初公開したMINI『ペースマン』のワンオフモデル、「ロベルト・カヴァリ」。同車がチャリティオークションで、高値落札されたことが分かった。
MINIは2001年から、ライフボールに協賛しており、2013年が21度目の協賛。毎年、ライフボールのために、MINIの特別モデルを製作してきた。これらの特別モデルはチャリティオークションに出品。落札価格の全額が、エイズ撲滅基金に寄付されている。
今年のMINIはライフボール用に、MINIの最新作、ペースマンのワンオフモデルを製作。イタリア・フィレンツェ出身の有名デザイナー、ロベルト・カヴァリ氏と協力。「ロベルト カヴァリ」ブランドで知られる同氏のアイデアが、MINIペースマンに反映された。
ボディカラーは、光の当たり具合で、ブラックにもブラウンにも見える専用色で塗装。ルーフにはブランドのロゴマークが配され、ドアにはロベルト カヴァリ氏のサインが添えられる。ルーフとアルミホイールは、ゴールド仕上げ。室内はブラックを基調に、レザーシートのダイヤモンドパターンやセンタースピードメーター&空調回りのゴールド加工を施す。ヘッドレストには、ブランドのロゴマークを刻印。
5月27日、この特別なMINIペースマンが、ライフボール恒例のチャリティオークションに登場。入札価格は上昇し、最終的に15万ユーロ(約1970万円)の高値で落札された。MINIによると、ライフボールの過去のオークションで、最高値をつけたという。