日本自動車工業会が発表した4月の四輪車輸出実績は、前年同月比1.1%減の39万7813台と、9カ月連続マイナスとなった。
為替は円安水準となったものの、海外生産シフトの影響で前年割れとなった。
車種別では乗用車が同1.2%減の34万7378台と9カ月連続マイナスだった。このうち、普通車が同0.1%減の29万6260台、小型車が同5.7%減の5万1107台だった。
トラックが同4.9%減の3万8736台と2カ月ぶりのマイナス、バスが同16.7%増の1万1699台と5カ月連続プラスだった。
地域別では、北米が同1.6%増の15万9647台と前年を上回ったほか、中近東、アフリカも好調だったが、アジアが同11.5%減の4万5238台、欧州が同11.1%減の6万0874台と低迷、全体を押し下げた。
輸出金額は、車両分が89億2511万ドル、部品分が37億2076万ドルの総額126億4586万ドルとなり、前年同月比で6.9%の減少だった。