【ベントレー フライングスパー 発表】コンチネンタル シリーズからの決別

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ベントレー・フライングスパー
ベントレー・フライングスパー 全 6 枚 拡大写真

3月のジュネーブショーでワールドプレミアを果たした、新型ベントレー『フライングスパー』は、これまで付いていた“コンチネンタル”の名称が消されての登場となった。

新型フライングスパーについて、ベントレーモーターズジャパンPR・マーケティングマネージャーの横倉典氏は、「非常にエモーショナルなドライビングプレジャーを提供する『コンチネンタルGTシリーズ』と、ベントレーのフラッグシップサルーンの『ミュルザンヌ』の中間に位置する第3のシリーズとして誕生しました」とこれまでのコンチネンタルGTの4ドアサルーンというポジションから、新たなシリーズへ変化したことを述べる。

デザインについても、これまでのコンセプトを受け継ぎつつも、大きく異なったモデルとなっているとし、「我々はこのクルマに完全に新しいアイデンティティを持たせたいと考えました。つまり、フォーマルさを削ぎ落して、よりダイナミックな印象を与えることがポイントとなっているのです」という。具体的には、全体的に低重心で、幅広い外観を強調し、ボディの表面を筋肉質で彫刻的なフォルムに仕上げることで実現させたという。

ダイナミックさを表現する一例として横倉氏はヘッドライトを挙げ、「フロントでは外側のヘッドライトが内側より大きくなっています。これは車幅を強調することが目的であるとともに、これまでのコンチネンタルシリーズとの違いをはっきりさせるという理由によるものなのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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