日立製作所、ベトナム・ホーチミン地下鉄1号線の設備を受注…2018年開業予定

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日立製作所は6月11日、ベトナム・ホーチミン市が計画している地下鉄1号線の建設事業について、車両など各種設備の受注契約を同市人民委員会鉄道局と締結したと発表した。受注総額は約370億円。

ベトナムでは経済発展による道路交通量の急激な増加で渋滞や環境の悪化が深刻化しており、ホーチミンでは渋滞の解消などを目的とした複数の都市鉄道路線が計画されている。このうち1号線はベトナム初の本格的な鉄道建設事業で、国際協力機構(JICA)が日本の技術の活用などを条件とした円借款を供与する。

発表によると、1号線はベンタイン~スオイティエン間の19.7km。市内中心部と北部地方行きバスターミナルがある市北東部を高架線と地下線で結ぶ。2018年初めの開業が予定されている。

日立が今回受注したのは、1号線の車両17編成51両と信号システム、通信システム、受変電設備などで、ホームドアや券売機、改札機、車庫設備も納入する。開業後5年間の保守を担当する契約も別途締結する予定。

《草町義和》

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