13日午後1時30分ごろ、福岡県みやま市内の国道209号で、前部が破損した状態で走行している軽乗用車をパトロール中の警官が発見。運転していた男に職務質問したところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出。飲酒運転の現行犯で逮捕した。容疑を大筋で認めているという。
福岡県警・柳川署によると、現場はみやま市瀬高町太神付近。パトロール中の同署員が、左前輪のタイヤを欠落させるとともに、前部バンパーをひきずりながら走行している不審な軽乗用車を発見。運転していた男に職務質問しようとしたところ、呼気が酒臭いことに気づいた。
アルコール検知の実施によって、男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
逮捕されたのは、熊本県菊池市内に在住する57歳の男で、聴取に対しては「熊本県内を走行中に側溝へ脱輪する事故を起こし、その際にタイヤが無くなったが、そのまま走ってきた」などと供述しているようだ。男のクルマが発見された現場は福岡と熊本の県境から約15kmの地点だという。
また、「アルコール依存症で酒が止められないが、免許の返納など必要ないと思っていた」などとも供述しており、警察では男が日常的に飲酒運転を繰り返してきた可能性も高いとみて、事故発生の状況や男の日常生活についても調べを進めている。