仙台市地下鉄南北線の車両改造が完了へ…1000系ラストランは6月28日

鉄道 行政
行先表示器が字幕式だった頃の1000系第03編成。現在は1000N系に改造済みで、行先表示器もLED式のものに交換されている。
行先表示器が字幕式だった頃の1000系第03編成。現在は1000N系に改造済みで、行先表示器もLED式のものに交換されている。 全 2 枚 拡大写真

仙台市交通局は6月20日、地下鉄南北線で運用している1000系の運行を終了すると発表した。1000N系への改造が本年度中に完了するためで、改造前の1000系としては6月28日の運行が最後になる。

1000系は仙台市地下鉄南北線の車両として1987年の開業までに76両(4両編成19本)が製造された。その後も路線の延伸や輸送力の増強に伴い増備され、1996年までに84両(4両編成21本)が導入されている。

2003年度からは各種装置や車内設備などの改修が始まり、制御装置を電機子チョッパからVVVFインバーターに交換したほか、行先表示器や車内案内装置のLED化、冷房装置の新設などが実施されている。これに伴い改造後の形式も1000N系に変更された。1000N系への改造は年間数本のペースで実施され、本年度中に全編成の改造が完了する。

交通局が発表した6月26日から28日までの1000系の運行スケジュールによると、26日は富沢発5~7時台と泉中央発6~8時台の各3本、27日は富沢発7時台と泉中央発8時台の各1本が1000系で運転される。最終日の28日は富沢発7時32分~泉中央着8時1分、泉中央発8時5分~富沢着8時33分のダイヤで運転される。

1000系と1000N系の外観上の違いは少ないが、行先表示器が白黒の字幕式のものが1000系、LED式のものが1000N系となる。

《草町義和》

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