三菱重工と東芝、台湾高速鉄道の南港延伸プロジェクトを受注…2016年3月開業予定

鉄道 企業動向
台湾高速鉄道で運用されている700系ベースの700T形。
台湾高速鉄道で運用されている700系ベースの700T形。 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業と東芝は6月24日、台湾高速鉄路から台湾高速鉄道の南港延伸プロジェクトをターンキー契約で受注したと発表した。

【画像全2枚】

現在の台湾高速鉄道は台北市内中心部の台北駅から南下し、高雄市内中心部のやや北側に位置する左営駅までの345kmを結んでいる。両端の台北市内と高雄市内で延伸計画があり、このうち台北市内の延伸計画は台北駅から台湾鉄路縦貫線に沿って東に進み、南港駅までの9.2kmを結ぶ。開業は2016年3月を予定している。

今回、三菱重工と東芝が受注したのは未着工部分の約5km。三菱重工はプロジェクト全体の取りまとめのほか、軌道設備と電車線(架線)設備、データ伝送システムや電話、監視テレビなどのシステムを担当する。東芝は高速鉄道の指令系統である列車運行管理システムや保守作業管理システムを統括し、列車や沿線への電力供給システム、列車無線や旅客案内などのシステムを担当する。受注額は約200億円。

台湾高速鉄道は最初の区間である板橋~左営間が2007年1月に開業し、同年3月には台北~板橋間も開業した。車両は東海道・山陽新幹線の700系をベースにした700T形が運用されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る