JAF、夏場における車内温度の変化を検証…短時間で熱中症の危険性

自動車 テクノロジー 安全
車内温度の変化
車内温度の変化 全 3 枚 拡大写真

日本自動車連盟(JAF)は、炎天下の車内に残された乳幼児の死亡事故が毎年繰り返されていることから、夏場における車内温度の変化を検証し、その結果をホームページに公開した。

検証は、気温35度の炎天下の駐車場に車体の色やサンシェードの有無、窓開けなど条件の異なるミニバン5台を、南向きに12時から4時間駐車した状態で、各車両内に温度計測器を設置し、車内温度と、車体の色が白色の車両にて熱中症指標計の計測を行ったもの。

その結果、エアコンを使用していない車両の車内最高温度はいずれも45度を超え、車体の色が黒色で窓を閉め切っていた状態の車両は57度、ダッシュボードは79度に達した。また、熱中症指数は、窓を閉め切っていた状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険レベルに達した。

このことから、どの対策を講じていても車内温度の上昇は防げず、短時間でも熱中症を引き起こし、最悪の場合、生命に危険がおよぶ状態となることが実証された。

JAFは、これからの季節、たとえ数分間であっても絶対に車内には幼い子どもを残さないよう呼びかけていく。

《村尾純司@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. BMW『M2』に改良新型、直6ツインターボは480馬力に強化…欧州発表
  2. 日産『ノートオーラ』がマイナーチェンジ、90周年記念車と“大人のオーラ”「AUTECH」も新設定
  3. アルピーヌ初のEV、コンパクトハッチ『A290』欧州発表…220馬力モーター搭載
  4. トヨタ『カローラハッチバック』2025年型…新設定の「ナイトシェード」はスポーティ&スタイリッシュ[詳細画像]
  5. 日本発の高性能EV『アウル』、最高速438.7km/hを記録…世界最速の電動ハイパーカーに
  6. いすゞのSUV『MU-X』に改良新型、表情一新…タイからグローバル展開へ
  7. トヨタ認証不正「国連基準」も満たさず、海外でも生産できない可能性[新聞ウォッチ]
  8. 新マスク採用、ルノー『キャプチャー』改良新型の受注を欧州で開始
  9. トヨタ系販社11社での修理費過大請求、1年半で計1万6184件に[新聞ウォッチ]
  10. BMW『2シリーズクーペ』改良新型…内装を刷新、欧州発表
ランキングをもっと見る