【新高速乗り合いバス】ウィラーエクスプレス、高速路線バスへの移行概要を発表

自動車 ビジネス 企業動向
高速ツアーバスとして運行してきたウィラーエクスプレス、8月からは高速路線バスとなる。
高速ツアーバスとして運行してきたウィラーエクスプレス、8月からは高速路線バスとなる。 全 5 枚 拡大写真

高速ツアーバスを運行するウィラーエクスプレスは、8月1日から実施する高速路線バスへの移行概要を発表した。北海道と沖縄を除く全国22路線・201便を毎日運行。今後はターミナル駅に設置されたバス停からの発着となる。

【画像全5枚】

ウィラーエクスプレスは2006年7月に高速ツアーバスとしての運行を開始した。ツアーバスは国土交通省から路線認可を受ける必要がなく、需要や利用状況に応じた柔軟な運行ができる反面、価格競争に陥った結果として安全面が軽視されているという指摘が以前からあった。

国土交通省はツアーバスと路線バスを統合し、新たに「高速乗り合いバス」としての一本化を目指して、「バス事業のあり方検討会」を立ち上げ、有識者を交えて議論してきたが、2012年4月に関越自動車道で発生したツアーバスによる重大事故を発端としてこの動きが加速。同社は他に先駆けるかたちでツアーバスから路線バスへと移行した。

同社のツアーバスはこれまで3社の子会社が運行してきたが、路線バスへと移行する8月以降は新たに7社を設立。10社12営業所体制となる。ツアーバスとして現在運行している路線は数を減らすことなく、すべて路線バスに移行する。

また、これまではターミナル駅近くの路上で乗降していたが、路線バス化することでバス停の設置ができるようになり、発着場所も固定化されてわかりやすくなるという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る