新日鐵住金、住友鋼管、住友商事およびメタルワンの4社が出資するニッポン・スチール・パイプ・メキシコ(NPM)は、メキシコで自動車用鋼管工場の営業運転を開始したと発表した。
メキシコの自動車生産台数は、2012年では300万台と世界第8番目の規模に成長し、さらに日系自動車メーカーの進出および生産能力増強などにより、今後も大幅な増加が予想されている。これに伴い、新日鐵住金と住友鋼管が得意分野とするミドル・ハイグレード領域の鋼管需要が急速に拡大することが見込まれている。
今回営業運転を開始したNPMは、今後当地における自動車用鋼管の中核拠点として、日系及び欧米系自動車メーカーおよび自動車部品メーカー各社へ高精度・高品質の製品を安定供給し、サービスの拡充を図っていく。