車載ECU、スマートセンサー/アクチュエーター系が今後拡大…富士キメラ総研

自動車 ビジネス 海外マーケット
車載ECUの分野別世界市場
車載ECUの分野別世界市場 全 1 枚 拡大写真

富士キメラ総研は、車載ECU(電子制御ユニット)の課題をさまざまな角度から分析し、ECU市場と関連する材料、部品・ネットワークなどの調査をい、その結果を報告書「2013 車載ECU関連市場の現状と将来展望」にまとめた。

報告書によると、2012年の世界の車載ECU市場は、15億367万個となった。利便性・走行安全性・快適性・環境対策を重視した装備の搭載が要因になり大幅な増加傾向にある。

車1台当たりで見ると、電動化して大トルクモーターを制御するパワー半導体ECUが増えるなど、ECUの搭載数が増加。複雑化するECUの統合や標準化の技術開発も急速に進んでいるほか、ECU搭載数増加に伴う車重増加についても、ECU1個あたりの構成部品数を減らすなど、小型軽量化ニーズにも応えつつある。

分野別に見ると、ボディ系ECUは9億5845万個となり、全体の63.7%を占めた。2番めに多いのはパワートレイン系ECU(8.6%)、3位はスマートセンサー/アクチュエーター系(7.4%)。HV/EV系ECUは日本では比率が25%程度まで高まってきているものの、世界全体で見ると市場規模は小さく1%に満たない。

2022年の世界の車載ECU市場は、24億9498万個、このうちボディ系ECUは、13億9725万個、全体の56.0%を占めると予測する。全体に占める割合は2012年と比べて7.7ポイント縮小し、ほかの分野のウエイトが高まるとみる。特にウエイトが高まるのはスマートセンサー/アクチュエーター系で、10.8%に拡大すると予測する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  5. 制限高さ1.85mの低いガード、元は道路ではなかった?…南千住~北千住
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る