【パイクスピーク13】三菱、EVクラス予選で上位を独占

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
パイクスピーク、三菱自動車・MiEV Evolution II
パイクスピーク、三菱自動車・MiEV Evolution II 全 2 枚 拡大写真

米コロラド州で開催中のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは6月27日、練習走行および予選が行われ、三菱『MiEV Evolution II』のグレッグ・トレーシー選手がEVクラスで予選1位となった。2位には増岡浩選手が入り、三菱自動車チームは練習走行初日から3日間連続でEVクラス1-2タイムを刻み続けている。

【画像全2枚】

パイクスピークの麓部分、ボトムセクションを使用しての練習走行は、各選手が刻んだベストタイムが予選タイムとして適用される。全長約8.3kmのヒルクライムコースは中高速のコーナーが連続し、難易度が高い。特に、増岡選手は去年の予選でクラッシュしたコースということもあり苦手意識が根強い。しかし、増岡選手は計3回のアタックを行い、3本目の走行で3分57秒777という好タイムをマーク。クラス最速となる3分56秒287をマークしたトレーシー選手に僅差の予選2位に入った。

チーム監督兼ドライバーの増岡選手は「この麓のコースではなかなか4分の壁を乗り超えることができなかったが、最後のアタックで一気に3分57秒台に入ることができました。MiEV Evolution IIは完璧で自分のドライビングもまだまだ進歩している。この調子で明日の練習走行最終日も頑張りたいと思います」と、充実した表情で予選の感想を述べた。

トレーシー選手は、前日にセバスチャン・ローブ選手が記録した予選最速タイムにこそ及ばなかったが、EVクラスでは堂々トップタイムを記録。「クラス最速タイムに満足しています。マシンは同じコースを火曜日に走行した時より安定感があって走りやすかった。明日の練習走行最終日も引き続き集中力を高めてのぞみます」と、トレーシー選手は笑顔でコメント。3本目の走行では途中でアタックをやめコース脇にマシンを止めたが、特にトラブルがあったというわけではなく、マシンを翌日以降に温存するため大事をとってアタックを中止したというのが真相である。

なお、予選クラストップタイムのトレーシーは、日曜日のレース決勝でEVクラス内での出走順を自由に選ぶことができる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る