マレーシア首都圏で水不足の懸念、上水施設すべてで貯水量減少

エマージング・マーケット 東南アジア

上水事業のシャリカ・ベカラン・アイル・セランゴール(Syabas)は、セランゴール州とクアラルンプール(KL)における貯水量が減少しており、今後水不足が深刻化する懸念があると発表した。

およそ600万人の消費者に影響が及ぶと見られている。

Syabasが運営する上水処理施設34か所すべてで貯水量が減少しており、KLやペタリン、クラン、ゴンバック、フル・ランガットでは近く水不足が起こることが予想されるという。

6月20日の時点で水の平均需要は1日当たり46億8900万リットルにまで増加した。水処理施設の供給能力は1日あたり46億6100万リットルとなっている。

施設における故障なども水不足の要因の1つとなっており、設備のアップグレードが進められている。2016年までアップグレード・プロジェクトは続けられる予定だ。
統計局のデータによると、セランゴール州の人口数は546万人、KLは167万人となっており、開発が進むに連れて人口も増加傾向にある。

水不足の影響を緩和するため、Syabasは節水を呼びかけており雨水を活用することも有効だとした。

千田真理子

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