観光バス運転手が疾病で意識不明に、乗客3人の連携プレーで無事に停止

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1日午後5時50分ごろ、三重県亀山市内の東名阪自動車道上り線を走行中の大型観光バスが路外に逸脱。道路左右のガードレールに接触を繰り返す事故が起きた。運転手が意識不明にになっており、乗客がバスを停止させた。運転手は収容先の病院で死亡している。

三重県警・高速隊によると、現場は亀山市川崎町付近で片側2車線の緩やかな右カーブ。バスは亀山ジャンクションを通過中に路外へ逸脱。道路左側のガードレールや中央分離帯への接触を繰り返した。

蛇行走行に異変を感じた乗客が運転席を見たところ、運転していた愛知県岡崎市内に在住する44歳の男性は意識を失っていた。前方席にいた52歳と57歳の女性がハンドルを操ってバスを制御。42歳の男性が足元に潜り込み、手でブレーキペダルを操作した。バスは第2車線を走行し、接触開始の段階では約80km/hの速度で走行していたとみられるが、無事に停止した。

運転手は意識不明のまま鈴鹿市内の病院へ収容されたが、急性大動脈解離などが原因で約5時間後に死亡。乗客31人にケガはなかった。

警察では運転手が大量出血で意識を失ったことが事故の主因とみて、発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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