フランスの自動車大手のPSAプジョーシトロエンと、東風汽車の中国合弁、東風プジョーシトロエンは7月1日、中国の湖北省武漢市において、第3工場を稼働した。
第3工場では、まずはシトロエンの新興国向け新型セダン、『C‐Elysee』の生産を開始。2013年内には、シトロエンC‐Elyseeの兄弟車、プジョー『301』も生産車種に加わる。
第3工場の年産台数は、最大30万台。第3工場の稼働により、東風プジョーシトロエンの生産能力は、年間45万台から60万台レベルに拡大する。同社は2015年には、年産台数を75万台へ引き上げる計画。
シトロエンC‐Elyseeは2012年9月、パリモーターショー12で発表。クラス最大級の2650mmのホイールベースを採用。ファミリーカーとして使える室内空間を備える。兄弟車のプジョー301とは、車台やエンジンなど、メカニズムを共用。外観は、フロントマスクやテール部分のデザインなどに、両ブランドのアイデンティティが表現される。
東風プジョーシトロエンは「2015年に、中国で5%の市場シェア獲得を目指す」と説明している。