クライスラーの主力ミニバン、米国でリコール…反対側のエアバッグが開く恐れ

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クライスラー・タウン&カントリー
クライスラー・タウン&カントリー 全 2 枚 拡大写真

米国の自動車大手、クライスラーグループ。同社の主力ミニバンが、米国でリコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。

これは7月2日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。クライスラー『タウン&カントリー』と、その兄弟車のダッジ『グランドキャラバン』など合計3車種について、リコールの届け出を受けたと公表している。

今回のリコールは、サイドエアバッグとそれに関連する電気系統の不具合が原因。ソフトウェアの設計ミスにより、衝突事故などの際、本来作動しなければならないエアバッグとは、反対側のエアバッグが展開。乗員を保護できない恐れがあるという。

リコールの対象となるのは、2012年5月から2013年6月までに製造された22万4254台。

クライスラーグループは対象車を保有する顧客と連絡を取り、対策部品が用意できる8月から、リコール作業に着手するとしている。

《森脇稔》

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