商船三井、沈没したMOLコンフォート前半部に2400本のコンテナを積載、数本が浮遊

船舶 企業動向

商船三井は、7月11日に沈没したコンテナ船「MOLコンフォート」の前半部には、約2400本のコンテナが積載されていたと発表した。

6月17日よりインド洋を航行中、船体が中央部で2つに破断したMOLコンフォートの船体前半部は、7月11日午前4時頃(日本時間)、北緯19度56分/東経65度25分付近の公海で沈没した。沈没現場では監視を続けている。

船体前半部には、既に甲板上で焼損したものも含めて約2400本のコンテナが積載されており、船体とともに海没したが、数本のコンテナが付近を浮遊していることを確認している。

沈没地点は水深約3000メートルで、沈没した部分や沈んだコンテナを回収するのは不可能と見られる。

また、船体前半部には燃料油ほか、油類等約1600トン(推定)がタンク内に残っていた。現在、少量の油膜が確認されているものの、多量の油の流出は確認されていないとしている。

船後半部も6月27日、北緯14度26分/東経66度26分付近の水深約4000メートルの公海で沈没した。船体後半部には約1700本のコンテナが積載されていたが、そのほとんどが船とともに沈没した。

《レスポンス編集部》

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