無免許を承知でクルマを貸与し、運転も指示した少年逮捕

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今月1日、兵庫県西宮市内で無免許運転を行った17歳の少年が起こした交通死亡事故について、兵庫県警は16日、この少年が無免許であることを知りながらクルマを貸し出したとして、同市内に在住する19歳の少年を道路交通法違反容疑で逮捕した。

兵庫県警・西宮署によると、問題の事故は2013年7月1日の午後6時10分ごろ発生している。西宮市北口町付近の市道で、一時停止を無視したとしてパトカーの追跡を受けていたワゴン車が赤信号も無視して交差点に進入。信号に従って交差進行してきた原付バイクと出会い頭に衝突した。

この事故でバイクを運転していた宝塚市内に在住する40歳の男性が死亡。クルマはそのまま逃走したが、現場から約300m離れた商業施設の駐車場で衝突痕のあるワゴン車を発見。後にクルマに戻ってきた同市内に在住する17歳の少年に職務質問したところ、事故への関与を認めたことから、2日に自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)容疑で逮捕している。

警察ではクルマの入手ルートについて追及したところ、知人の19歳少年が「クルマ出しておいて」などと指示していたことが判明。この少年は事故を起こした少年が無免許だということも知っていたとして、警察は16日に道交法違反(無免許運転教唆)容疑で逮捕した。

聴取に対して少年は「無免許ということは知っていたが、運転を指示した覚えはない」などと供述。一部容疑について否認しているようだ。

《石田真一》

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