ボーイング、CST100宇宙船からの緊急着水時の避難に成功

宇宙 企業動向
CST‐100
CST‐100 全 2 枚 拡大写真

ボーイングは7月19日、クルー・スペース・トランスポーテーション(CST)‐100カプセルに乗り込んだ乗組員達が、海などの水上に緊急着水した場合、安全に宇宙船から脱出する為のテストを実施したことを発表した。

CST‐100は地球に帰還した際、陸上に着陸するようにデザインされているが、ボーイングのエンジニアはNASAと国防省のサーチ・アンド・レスキューの人員達と共に働き、カプセルが海上や湖上、河川上など幾つかの緊急着水をした場合を想定し、避難シナリオのテストを行った。

「乗組員の安全は我々の最高の優先である。水上着水は起こり難いが、我々にとって宇宙船が全ての可能性のあるシナリオでテストすることは重要である」とボーイングのテスト・ディレクターであるアレックス・ディアス氏は語った。

テストはNASAのCCiCap(商用乗組員統合機能)の初歩の一部として、ネバダ州ラスベガス北部にあるビゲロウ・エアロスペースで7月8日に実施された。

CST-100は乗組員達や積荷を、国際宇宙ステーションなどに運ぶ。CST-100カプセルの最初の有人周回軌道飛行は、2016年に予定されている。

《河村兵衛》

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