ミスワールドのマレーシア代表選、イスラム女性が資格剥奪に

エマージング・マーケット 東南アジア

「2013年ミス・ワールド」のマレーシア代表を決める「ミス・マレーシア」大会で、連邦直轄地ムフティ(宗教指導者)の指示を受けてイスラム教徒の女性4人が、決勝戦を前に出場資格を剥奪されることになった。

イスラム教徒にとっての「ハラム」(禁忌)に当たるというのが理由。資格を剥奪されたのは19歳から23歳の女性。いずれもドイツ人や英国人、アラブ人との混血だった。ワファ・ジョアンナさん(19)は「ミスコンはセクシーさを競うものではないはず」と失望感を表明。「ミスコンがダメでなぜ体操や水泳が許されるのか」とハラムの定義に疑問を呈した。

主催者側はイスラムを尊重してムフティの指示に従ったと説明、4人を除いた16人で8月2日に決勝戦を行なうと発表した。

同じ東南アジアのイスラム教国であるインドネシアでは、肌を露出しないことでハラムに当たらないとの判断の下でイスラム教徒女性の出場を認めている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  6. 585万円で発売の軽キャンピングカーに注目…7月の新型車ランキング
  7. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  8. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  9. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  10. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る