JR北海道、事故運休の代替臨時列車をさらに増発…リゾート車も投入

鉄道 企業動向

7月6・15日に発生した出火事故の影響で一部の特急列車を運休しているJR北海道は7月24日、運休列車の代替となる臨時列車をさらに増やすと発表した。通常は団体列車や臨時列車で運用されているリゾート車両も投入し、利用者が増加する8月の輸送力を強化する。

札幌~函館間の特急は現在、「スーパー北斗15号」と「北斗5・11・19・4・8・14・20号」が運休中で、実質的には「北斗4・11号」の代替となる臨時特急「北斗84・91号」が運転されている。8月からは、さらに「北斗14・5号」の代替となる「北斗74・94・65・85号」が設定される。

下り函館発は、8月2~7日にリゾート車両のキハ183系5000番台3両編成(ニセコエクスプレス)を使用する「北斗65号」(函館9時30分発~札幌13時4分着)を、8月13~19日にキハ183系5200番台5両編成(ノースレインボーエクスプレス)を使用する「北斗85号」(函館9時30分発~札幌12時59分着)を、それぞれ運転する。

これに対して上り札幌発は、ニセコエクスプレスの「北斗74号」(札幌13時17分発~函館16時57分着)を8月1~7日に、ノースレインボーエクスプレスの「北斗94号」(札幌13時17分発~函館16時49分着)を8月12~18日に、それぞれ運転する。

いずれも普通車のみで、ニセコエクスプレス使用列車は1・2号車が指定席、3号車が自由席。ノースレインボーエクスプレス使用列車は1~3号車が指定席、4・5号車が自由席になる。車内販売はないが、ニセコエクスプレスは2号車に自動販売機、ノースレインボーエクスプレスは3号車に販売カウンターがある。各列車の指定席は7月26日11時から発売を開始する。

特急「サロベツ」が運休中の稚内方面では8月1日から31日まで、キハ40系列などの一般形気動車2両編成による臨時快速列車を旭川~稚内間で運転し、札幌~旭川間の特急「スーパーカムイ」との接続を取る。臨時快速の運転時刻は旭川14時5分発~稚内18時14分着、稚内13時42分発~旭川17時55分着。全車自由席で車内販売はない。

釧路方面の特急は「スーパーおおぞら5・11・4・10号」が運休中だが、8月1日からは「11号」の運転を再開する一方、「9号」を運休する。また、「スーパーおおぞら6号」は白糠、浦幌、トマムの各駅に臨時停車し、これらの駅に停車していた「スーパーおおぞら4号」の代替とする。

《レスポンス編集部》

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