【ポルシェ 911 GT3 試乗】PDKのみ、4WS搭載のNA最速仕様…河村康彦

試乗記 国産車
新型 ポルシェ 911 GT3
新型 ポルシェ 911 GT3 全 19 枚 拡大写真

えっ?今度のは「2ペダル」しか用意されないの?と、MT好きの人からはそんな悲鳴にも似た声が届きそうなのが、991型のポルシェ『911 GT3』。

【画像全19枚】

なるほど、そんな声を上げたくなる気持ちは自身でも十分理解が出来るもの。が、従来型比で0-100km/h加速タイムが一挙にコンマ6秒も短縮されたのは、シフト時の駆動力が途切れない”PDK”を初採用した成果が、極めて大きい点は否定しようがない。

新作された3.8Lのフラット6専用エンジンは、ついにレブリミットが9000rpmに到達。際立つパワフルさに、「過給機付きなど何するものゾ」と思わせるシャープなレスポンス、そして迫力のサウンドなど、その”官能度”の高さがポルシェ・エンジンの中でも随一のものであるのは疑いない。

ポルシェ初のアクティブ4WSは、その狙いである「俊敏性と安定性の両立」を”納得のレベル”でまとめた上で、一切の違和感を発しない点が秀逸。フットワークは基本ハードでありつつも、振動をたちまち減衰させてしまう屈強なボディの助けもあって、不快さはほとんど感じさせない。

「乗り出し約2000万円(!)」はもちろん極めて高価なもの。けれども、「それでも何とか手に入れたい」という人の気持ちも痛いほど分かる、”究極の911”がこのモデルだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

河村康彦
自動車専門誌編集部員を経て、1985年よりフリーランス活動を開始。現所有車はポルシェ・ケイマンS、スマート・フォーツー、VWルポGTI(ドイツ置き去り…)”東奔西走”ブログ、ときどき更新中…

《河村康彦》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  2. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  3. 『エブリイワゴン』のロール感を抑えて乗り心地アップ、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」発売
  4. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
  5. なぜパワーアンプをシート下に集める? スイフトスポーツが追求した「短い配線」と高音質[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション SUBLIME 前編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る