シカゴ高架鉄道「L」の最古参、2200形電車が引退

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8日の運転を最後に引退したシカゴ交通局(CTA)2200形電車。記念運転ではファンらが別れを惜しんだ
8日の運転を最後に引退したシカゴ交通局(CTA)2200形電車。記念運転ではファンらが別れを惜しんだ 全 3 枚 拡大写真

「L」と呼ばれ親しまれる米イリノイ州シカゴの高架鉄道・地下鉄で40年以上活躍を続けた2200形電車が、8日の運転を最後に営業運転から引退した。運営するCTA(シカゴ交通局)によると、同日は引退記念運転が行われ、ファンや利用者が別れを惜しんだ。

2200形は1969~70年に米バッド社で150両が製造された全長約15m、片側2扉のステンレス製電車。窓下に丸いヘッドライトとテールライトを配した前面デザインと、2枚折戸が2つ並んだ側面ドアが特徴で、主にオヘア空港から市中心部を経て郊外を結ぶ「ブルーライン」で使用された。90年代初頭と2004年に更新修繕を行って運行を続けてきたが、新型車両5000形の導入で2010年から置き換えが進んでいた。

引退記念運転はブルーラインで行われ、かつての外部ステッカーや車内ポスターなどを再現した8両編成が短区間の往復と全線での往復運転を行い、44年にわたる活躍の最後を飾った。

引退後は、2両がイリノイ鉄道博物館に保存される予定となっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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