宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)補給機「こうのとり」4号機(HTV4)にクルーが入室し、曝露パレット移設作業を完了したと発表した。
8月10日午後8時11分に、「こうのとり」4号機の補給キャリア与圧部のハッチが開けられ、ISS第36次長期滞在クルーが与圧部内に入室した。
その後、8月12日午前6時07分から、ISSのロボットアーム「スペース・ステーション・リモート・マニピュレーター・システム」(SSRMS)により、「こうのとり」4号機の補給キャリア非与圧部から曝露パレットを引き出す作業が開始され、午後0時59分に「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームへの取り付けを完了した。
今後、曝露パレットに搭載された米国の船外実験装置(STP-H4)とシステム機器の予備品を移設する作業に入る。