アウディは8月9日、メキシコに建設中の新工場に採用する従業員について、その訓練を開始したと発表した。
アウディは2012年4月、メキシコで2016年から現地生産を行う計画を公表。同年5月には、生産車種がSUVの『Q5』になるとアナウンスしていた。そして同年9月には、工場建設地をプエブラ州サンホセチアパに決定。現地生産に向けた準備を、着々と進めている。
2013年5月には、メキシコ工場の起工式を実施。アウディのメキシコ工場は、2016年半ばに操業を開始し、Q5を年間最大15万台生産する計画。同工場製のQ5は、米国などに出荷される予定だ。新工場建設に伴い、3800名の直接雇用と、最大2万人の間接雇用を創出する。
今回、アウディは、メキシコ工場に採用する従業員のうち、最初の64名の訓練を開始。64名は全員がメキシコ人。アウディが属するフォルクスワーゲンのメキシコ・プエブラ工場において、自動車生産に関する基礎知識を習得する。
アウディのMatthias Rust氏は、「高級車メーカーとして、アウディは世界基準のトレーニングを実施していく」と述べている。