三菱自動車とタンチョンが業務提携か タンチョンが国内向けに組立

エマージング・マーケット 東南アジア

三菱自動車とタンチョン・モーター・ホールディングスは、業務提携を行うことで契約を締結したもようだ。英字紙「ザ・スター」が報じた。

ホンリョン・インベストメント・バンク・リサーチのアナリスト、ダニエル・ウォン氏のレポートによると、三菱自動車が52%を出資する三菱モーターズ・マレーシアとタンチョン・モーター・ホールディングスが70%を所有するタンチョン・モーター・アセンブリーズは4月に提携することで合意し、契約を締結した。

契約の規模は比較的小規模で、乗用車を年間4,000-5,000台生産すると見込まれている。タンチョン・モーター・ホールディングスにとり、スバルの国内組立生産(CKD)契約に次ぐ2番目の規模となる。

「ザ・スター」の取材に対し、三菱モーター・マレーシアはウォン氏のレポートの内容を認めたが、 詳細については時期が来たら明らかにするとコメント。国内市場向けの車を生産すると述べたが、生産開始時期やモデルなどについては明らかにしなかった。一方、タンチョン・モーターはコメントを控えた。

三菱自動車は国民車メーカー、プロトン・ホールディングスと2008年に技術提携を結び、プロトンは三菱の『ランサー』をベースにした「インスピラ」を発表した。契約は終了となり、プロトンはホンダと業務提携を行うことで契約を締結した。一方、タンチョンはマレーシアやインドシナで日産自動車の組立・販売を手掛けている。

広瀬やよい

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