カンボジア人口1400万人…増加率は年1.46%

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カンボジア人口1400万人…増加率は年1.46%
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カンボジアの総人口が1400万人を越え、2008年の調査から10%増加したことが計画省の人口調査の暫定結果によって分かった。

10年に一度実施される国勢調査と国勢調査の間の今回の人口調査では、人口増加率が前回よりも落ち着いていることも分かった。また人口の都会化も続いており、2008年19.5%だった都市化率が21.4%まで上昇している。

しかし僅かながら、世帯平均人数は減少している。2008年には4.7人だった世帯平均人数が4.6人となっており、「出生率の低下が一つの原因だが、最大の原因は恐らく移民だろう」と、国連人口基金(UNFPA)のMarc Derveeuw氏は見解を述べた。

カンボジアの人口は周辺国と比較しても急速に増加していおり、1年間の増加率はタイで0.5%ベトナムで1%、東南アジア全体で1.1%なのと比較して、カンボジアでは年1.46%を誇っている。

人口増加率が1.54%だった2008年と比較し減少しているこの数字には、さらに指摘点がある。

UNFPAによると、労働年齢人口の緩やかな増加に着目すれば、高齢と幼齢人口の両方に比例していることが分かる。この状況は扶養家族の介護負担を比較的低くし成長を刺激して、経済で再投資を受けられる歳入の制限を解かせている。

「カンボジアでは、14歳以下の人口が2008年の10%から34%まで増加している。このように人口学的に絶好の機会では、より多くの若者が新たに労働市場へ参入出来るようになるだろう」とDerveeuw氏は述べた。

計画省の国家統計局Hang Lina長官は、昨日の暫定結果で、少児死亡率や移民、教育、労働力参加、住宅供給やジェンダーの問題など、不完全な実態も表面化したことを明らかにした。

《黒間 雅人》

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