マレーシア労働組合会議、TPP協定への署名反対を要求

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア労働組合会議(MTUC)のカリド・アタン議長は、交渉が進められている環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、1,250万人のマレーシア人労働者に悪影響をもたらすとの理由から政府に協定署名をしないように求めた。マレーシアン・ダイジェストなどが報じている。

国営ベルナマ通信の取材に対しカリド議長は、米国を含む他国の労働組合より得た反応では大企業が投資家への配当を優先し労働者が損をすることが示されていると指摘。国際労働機関(ILO)も参加できず、マレーシアの労働者は搾取に晒されることになると主張した。

またカリド議長は、TPPが締結されれば米国企業が外国人労働者を雇用することを許すことになると指摘。賃金の下げ圧力につながり、2020年の先進国入りを目指すマレーシア政府の計画を遅らせることになるとした。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  6. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  7. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  8. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  9. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  10. 「もう一つのBMW」が「BMW」に…アルピナの60年
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る