マレーシアのトラック協会総会、輸送料金の15%値上げで合意

エマージング・マーケット 東南アジア

ディーゼル油の価格が3日より1リットル当たり20セン値上げされたことを受け、全マレーシア・トラック協会(PMLOA)が9月7日に開催した総会で、輸送料金を15%引き上げることで合意していたことが分かった。星洲日報などが報じた。

ジョン・フォージット会長は9日に開催した記者会見の中で、パーツやタイヤ、バッテリー、保険料、人件費などのコストが上昇していることでこれまでも重い負担にあえいでいたと指摘。

今回の燃料値上げはさらなるコスト増を業者に強いるものだとして、値上げの正当性を主張している。サラワク州トラック業者協会連盟も、15%値上げを支持する声明を発表した。

競争委員会(MYCC)は、業界団体が会員企業に値上げを強要することは2010年競争法に抵触すると指摘。値上げ実施の呼び掛けに同調しないよう警告した。

伊藤 祐介

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