ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツ傘下のスマートは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、コンセプトカーの『four joy』(『フォー・ジョイ』)を初公開した。
スマートはかつて、4シーター車の『フォーフォー』を用意。しかし、販売不振を理由に、2006年に生産を終了した。スマートは2014年末、新開発の4シーター車を投入する計画。このフォーフォーの再来を示唆したコンセプトカーが、フォー・ジョイとなる。
フォー・ジョイのパワートレインはEV。モーターは最大出力75psを発生。二次電池は、蓄電容量17.6 kWhのリチウムイオンバッテリーだ。充電は約7時間。急速チャージャーを利用すれば、充電は1時間以内に完了。
また、フォー・ジョイには、次世代スマートの表情を表現。ボディサイズは、全長3494×全幅1978×全高1494mm。現行スマートの『フォーツー』よりも、ひと回り以上大きなボディには、大人4名が乗車できる空間を備えた。コンセプトカーということで、ドアやリアウィンドウのない大胆なデザイン。開放感にあふれるコンセプトカーとなっているのが特徴。
スマートブランドを統括するアネット・ウィンクラー氏は、「フォー・ジョイは、フォーツーの個性的なデザインや運転する楽しさを、小型4シーター車に置き換えたコンセプトカー。2014年末に市販する」とコメントしている。