マレーシアのGST導入、大多数の企業が準備不足…製造業連盟が指摘

エマージング・マーケット 東南アジア

多くのマレーシア企業は、今年度予算案に盛り込まれる見通しの物品・サービス税(GST)の導入に対し準備ができていない模様だ。

マレーシア製造業連盟(FMM)によると、政府がまだ導入に向けて協議を行っている段階であることから製造業者は準備を進めていない。GSTに備えるための資金がない企業もあるという。特に中小企業(SME)は、▽最低賃金制度の導入▽民間の定年退職年齢を60歳とする2012年最少退職年齢法の導入▽従業員積立基金(EPF)の拠出率の引き上げ▽運送費の高騰▽港湾手数料の高騰--などによるコストの上昇の調整にいまだに追われている。FMMは、GSTの導入が製造業にとり恩恵をもたらさないとの見解を示した。

デロイト・マレーシアのGST担当者によると、GSTの導入準備を進めている企業はわずか5%あまりとなっている。税率は6%となり、法人税及び所得税が引き下げられると見込まれている。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  6. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  7. ボディ骨格強化&吸気効率アップ! トヨタ『GRカローラ』一部改良モデル発売へ、供給体制も改善
  8. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  9. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  10. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る