ボルグワーナー、ポルトガルに新工場建設…クリーンディーゼルの需要増に対応

自動車 ビジネス 企業動向
ボルグワーナーのEGRシステム
ボルグワーナーのEGRシステム 全 1 枚 拡大写真

米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは9月17日、ポルトガルに新工場を建設すると発表した。

ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。

今回、建設が決まったポルトガル新工場は、欧州で需要の高いディーゼルエンジン用のEGR(排気ガス再循環装置)の生産拠点。EGRは排気の一部を吸気系に戻し、混合気が燃焼する時の最高温度を低くすることで、有害物質のNOxの生成を抑えるシステム。

すでにポルトガル工場の建設は2013年8月から開始されており、2014年に完成する予定。同社はEGRの世界需要に関して、2013年の2120万基から、2018年には3330万基へと、約6割増えると見込む。

ボルグワーナーのブラッディ・エリクソン社長は、「ポルトガルへの投資は、欧州におけるEGR技術の主導的地位を強固にするために行うもの。EGR搭載車の需要増にも応えていく」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る