JR北海道、大沼駅の貨物列車脱線事故について説明

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脱線事故は9月19日に発生。帯広から熊谷に向かう途中の貨物列車が函館本線大沼駅で脱線した。
脱線事故は9月19日に発生。帯広から熊谷に向かう途中の貨物列車が函館本線大沼駅で脱線した。 全 3 枚 拡大写真

JR北海道と運輸安全委員会はこのほど、函館本線大沼駅(北海道七飯町)で発生した貨物列車脱線事故の概要を発表した。

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事故は9月19日18時5分頃、JR貨物の帯広貨物発熊谷貨物ターミナル行き臨時高速貨物列車が大沼駅を発車した直後に発生。DF200形ディーゼル機関車1両(DF200-2)がコンテナ車17両をけん引して同駅2番線(上り副本線)を発車し、約20km/hの速度で進んでいたところ、運転士が「後部から引っ張られるよう」な感じを覚えるとともに列車が停止した。

停止後に編成を確認したところ、機関車を含む前方から6~9両目のコンテナ車4両が脱線していた。その後の保線職員の調査で、6両目は後ろ台車の2軸が進行方向の右側に脱線。7両目は前台車2軸が右側、8両目は前台車2軸が左側、後ろ台車2軸が右側、9両目は前台車2軸が右側に、それぞれ脱線していることがわかった。

貨物列車は2番線を発車後、半径400mのカーブと1・2番線の線路が合流する分岐器(ポイント)を経て上り本線に進入しており、4両はポイントの少し先で脱線していた。事故後の調査では、ポイント手前の2番線の左レール内側に、線状の傷が数カ所確認されている。

脱線した場所は、3カ月以上前の6月7日に軌道のずれを確認する調査が行われており、その際に2本のレール幅(軌間)が整備の基準値を超えていたという。同社は23日、脱線事故後に実施した緊急点検で「多数の箇所において、会社で決めたルールどおり線路の補修作業がなされていなかったことが判明」したとして謝罪した。

軌間が基準値を超えていたことが事故の原因になったかどうかは分かっていない。JR北海道が事故後、線状の傷が確認された場所の軌間を計測したところ、同社が定めている基準値(曲線19mm)を超える37mmだったが、運輸安全委員会によれば「脱線により拡大した値を含んでいる可能性も考えられる」という。

JRの鉄道路線は一部の貨物線を除き、JR北海道など地域別に設立された旅客鉄道6社が線路施設を保有して旅客列車を運転している。これに対して貨物列車はJR貨物が機関車と貨車のみ保有し、線路施設をJR旅客6社から借り入れて運転している。

《草町義和》

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