独ランクセス、ブロモブチルゴムを使ったグリップ性能向上の新技術を開発

自動車 テクノロジー 安全
ランクセス(Webサイト)
ランクセス(Webサイト) 全 1 枚 拡大写真

独ランクセス社は9月27日、高性能タイヤの安全性を向上する新技術「BiT(Butyl in Treads)」を開発したと発表した。

新技術は、ブロモブチルゴムを高性能タイヤのトレッドに使用。ウェットグリップ性能を向上し、従来よりも大幅に制動距離を短縮することができる。

ブロモブチルは従来、タイヤの空気圧を維持する目的でタイヤのインナーライナーにのみ使用されていた高性能ゴム。優れた不透過性のほか、高い減衰特性といった特徴を持つ。

ランクセスは、高い減衰特性を備えたブチルゴムを最先端のタイヤトレッドの配合に組み込む開発に取り組んできた。今回開発した全天候型タイヤの試作品では、湿潤路面のグリップ性能が向上し、制動距離は8%短縮、ラップタイムは3%短縮した。乾燥路面でも、湿潤路面ほどではないが、明らかな差があったという。また、転がり抵抗と耐摩耗性もコントロールタイヤとほぼ同等の結果となった。

ランクセスでは、新技術「BiT」を使用することで、総合的なタイヤ性能を向上できるだけでなく、安全性も高めることが可能だとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る