【WSB 第12戦】カワサキ、サイクスがレース1優勝で総合首位をキープ

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トム・サイクス(カワサキ)
トム・サイクス(カワサキ) 全 4 枚 拡大写真

スーパーバイク世界選手権第12戦が、9月27日から29日までの3日間、米国カリフォルニア州モントレーのラグナセカで開催された。

ポイントランキングで首位に立つトム・サイクス(カワサキ)は、初日のフリー走行こそ8番手と慎重な走行となるが、1回目、2回目の予選で確実にタイムを短縮、3番手でスーパーポール進出を果たした。そして、予選上位15台が進出する土曜日のスーパーポールでは、シルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)、ユージン・ラバティ(アプリリア)とし烈なポールポジション争いを繰り広げ、ギュントーリとわずか0.015秒差の2番手で今季9回目のフロントローを獲得した。

2時間後に行われた決勝第1レースでは、フロントローを獲得した3人と、2列目5番手のチャズ・デービス(BMW)、6番手のダビデ・ジュリアーノ(アプリリア)、7番手のマルコ・メランドリ(BMW)の6選手がトップグループを形成。終盤、その中から抜け出したサイクスとデービスの一騎打ちとなり、サイクスが今季7勝目を挙げた。2位のデービス以下、サイクスとチャンピオン争いをする選手が続き、ラバティ3位、メランドリ4位、ギュントーリが5位でフィニッシュした。

第1レースは転倒者によるエアーフェンスの破損と多重クラッシュなどで2度の赤旗中断となった。そのため、26周のレースは20周へ短縮され、2度目の中断の後には12周に短縮される波乱のレースだった。

日曜日に行われた第2レースは、第1レースのような大きな波乱はなく、予定通り26ラップで行われ、チャンピオン争いをする4選手らがトップグループを形成する激しい戦いとなった。その中で、終始トップを走ったサイクスのダブルウインが期待されたが、タイヤの消耗で終盤はペースが上がらず、4位でフィニッシュした。優勝はラバティ、2位にジュリアーノ、3位にメランドリ、ギュントーリが5位でフィニッシュした。

この結果、サイクスは総合首位をキープし、総合2位に浮上したラバティに23点差、ギュントーリに24点差、メランドリに42点差とし、チャンピオン獲得にまた一歩前進した。

■レース1
1位:トム・サイクス(カワサキ)
2位:チャズ・デイビス(BMW)
3位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
4位:マルコ・メランドリ(BMW)
5位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
6位:ダビデ・ジュリアーノ(アプリリア)

■レース2
1位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
2位:ダビデ・ジュリアーノ(アプリリア)
3位:マルコ・メランドリ(BMW)
4位:トム・サイクス(カワサキ)
5位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
6位:ジュール・クルーセル(スズキ)

■ポイントスタンディング
1位:トム・サイクス(カワサキ)361P
2位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)338P
3位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)337P
4位:マルコ・メランドリ(BMW)319P
5位:チャズ・デイビス(BMW)259P
6位:ロリス・バズ(カワサキ)180P

《纐纈敏也@DAYS》

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