【ジャカルタモーターショー2013】日本のワゴンRと似て非なる部分…スズキ カリムン

自動車 ニューモデル モーターショー
会場内の壇上でコンパイニオンに紹介される『カリムン ワゴンR』
会場内の壇上でコンパイニオンに紹介される『カリムン ワゴンR』 全 11 枚 拡大写真

スズキのインドネシア子会社「スズキ・インドモービル・モーター社」は、1Lエンジンを搭載した乗用車『カリムン ワゴンR』を発表したが、このクルマ、日本で販売しているワゴンRと似ているようで似ていない。どこがどう違うかを検証した。

【画像全11枚】

一般呼称は『ワゴンR』。しかし、インドネシアで自動車に課されている奢侈税(税率10%)が免除されるLCGC(Low Cost Green Car)政策に適合するため、エンジンやボディサイズの他、インドネシア文化に根ざした名称やエンブレムを付けている。これが名称として『カリムン ワゴンR』となった理由だ。

車両は日本で販売されていた一世代前のワゴンRがベース。これに、1Lエンジンを載せるためにボンネットフードを延長して全長を3m60cmとしたが、全幅はそのまま。全高が3~5cmほど高くなっているが、これはインドネシアの道路事情を考慮して車高をサスペンションで調整した結果で、ボディそのものが大きくなったわけではない。つまり、車内の広さは前ワゴンRと同等の広さと考えていいだろう。

搭載した1リットルガソリンエンジンは最大50kw/6200rpm、最大トルク90N・m/3500rpmを発揮。排気量が大きい分、日本で発売しているノンターボのワゴンRよりも明らかにパワフルでトルクもある。定員が5名となってはいるが、このパワーがあれば充分な動力性能を発揮することだろう。

会場にはシチュエーションに合わせた特別仕様車もショーのために数多く出展。ラグジュアリーからアウトドアまで多彩なグレードを用意した。また、参考出品車として『スティングレー』を出展。日本と同様、メタル風グリルをフロントグリルに施し、スポーティかつプレミアムな位置付けとしている。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る