電気セクターの売上、年初8か月で1.9%増 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア財務省が10月25日発表した「2013/14年経済リポート」によると、年初8か月の電気・電子(E&E)サブセクターの売り上げが1.9%増加となったことがわかった。前年同期は1.0%増加した。ザ・サンなどが報じた。

半導体産業では上半期、世界的に半導体チップの売り上げが増加し、BBレシオ(出荷額に対する受注額の割合)が拡大した。それに伴い半導体装置及び電子管、プリント回路基板の売り上げが増加した。一方でオフィス機器やコンピュータなどの売り上げは1.4%減少した。

E&E部門以外では、ゴム製品の売り上げが10.6%増加した。前年同期は2.8%だった。特に鳥インフルエンザ(H7N9)や中東呼吸器症候群(MERS)の発生によりゴム手袋の需要が増加し、生産量が7.9%増加した。ゴムタイヤの売り上げは2.9%となった。

年初8か月の一人当たりの平均賃金は、2625リンギとなり、7.2%上昇した。雇用者数も1%増加した。

財務省は来年の国内総生産(GDP)成長率を5.0%-5.5%と予想。農業が3.0%、鉱業が3.1%、製造業が3.8%、建設業が9.6%、サービス業が5.7%成長すると見込んでいる。なお民間投資は1890億リンギ、公共投資は1060億リンギになると予想している。

広瀬やよい

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