3日午後9時50分ごろ、千葉県八街市内の市道で、道路右側の路肩を自転車で走行していた女子中学生5人に対し、対向してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。4人が重軽傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に29歳の男を逮捕している。
千葉県警・佐倉署によると、現場は八街市八街い付近で車線区別のない幅員約5mの緩やかなカーブ。女子中学生5人は道路右側の路肩を自転車で縦列走行していたが、対向してきたワゴン車が突っ込んできた。
この事故で1人が骨折などの重傷。3人が打撲などの軽傷を負ったが、クルマは現場から逃走。警察が重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したところ、翌4日朝になって「ひき逃げしたとみられるクルマがあり、運転者は車内で眠っている」との通報が運転者の家族から寄せられた。
これを受けて駆けつけた同署員がフロントガラスに衝突痕のあるワゴン車を確認。車内にいた29歳の男に職務質問したところ、ひき逃げへの関与を認めたことから、自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
聴取に対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故当時は酒気帯び状態だったものとみて、飲酒運転の疑いでも調べを進めている。