【東京モーターショー13】BMW、2台の「i」を日本初公開へ…EVの i3 とPHVスポーツの i8

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BMW i8の市販モデル
BMW i8の市販モデル 全 11 枚 拡大写真

BMWグループは11月8日、電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」の市販モデル、『i3』と『i8』を、11月20日に開幕する東京モーターショー13において、日本初公開すると発表した。

i3は、「i」の市販第一号車で、ハッチバック型のEV。モーターは最大出力170ps、最大トルク25.5kgmを引き出す。モーターはリアアクスルに搭載し、後輪を駆動。前後重量バランスは50対50と理想的な数値を追求する。

動力性能は、0-60km/h加速が3.7秒、0-100km/h加速が7.2秒。最高速はリミッターにより、150km/hに制限される。二次電池は、蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリー。1回の充電で、最大160kmを走行可能。充電は約8時間で、急速チャージャーを使えば80%の容量を約30分で充電できる。

i8は、「i」の市販車第二弾のPHVスポーツカー。PHVシステムは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動。リアにレイアウトされるエンジンは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボ。最大出力231ps、最大トルク32.6kgmを発生する。

フロントに置かれるモーターは、最大出力131ps、最大トルク25.5kgm。モーターとエンジンを合わせたトータルでは、最大出力362ps、最大トルク58.1kgm。このおかげで、0-100km/h加速は4.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを達成する。トランスミッションは6速AT。

二次電池は、畜電容量5kWhリチウムイオンバッテリーで、モーター単独で最大35km、最高速120km/hでEV走行可能。燃料満タン&フル充電での最大航続可能距離は、500km以上。EVモードの効果もあり、欧州複合モード燃費は40km/リットル、CO2排出量は59g/kmと、優れた環境性能を実現した。

なお、i3 の日本市場への導入は2014年春。i8も、2014年内の発売を計画する。BMWグループは、「i ブランドは、ブランド初の量産型電気自動車と、現時点における世界で最も進歩的なスポーツカーという 2 つのコンセプトによって、未来志向で幅広い分野にわたる車両コンセプトを披露する」と述べている。

《森脇稔》

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