韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)の上級サルーン、『ジェネシス』。同車が米国において、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。ヒュンダイ ジェネシスについて、ヒュンダイの米国技術部門、ヒュンダイアメリカテクニカルセンターから、リコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、ブレーキ系統の不具合によるもの。HNTSAによると、ヒュンダイ ジェネシスの一部に、ブレーキフルードの性能が悪く、ブレーキ油圧制御系統に腐食をきたすものがあるという。この場合、ブレーキの効きが悪化し、事故のリスクが高まるとしている。
対象となるのは、2008年4月から2012年3月までに生産された2009-2012年モデルのジェネシス。米国で販売された約4万台が該当する。
ヒュンダイは対象車を所有する顧客に連絡。ブレーキ油圧制御系統の点検を行い、必要があればモジュールの交換やブレーキフルードの交換を実施するリコール作業を行う計画。