アウディ セールス スキル ロールプレイ コンテスト…ノウハウ共有で引き出しを増やす

自動車 ビジネス 企業動向
2013 アウディ セールス スキル ロールプレイ コンテスト
2013 アウディ セールス スキル ロールプレイ コンテスト 全 6 枚 拡大写真

アウディジャパンが昨年より開催している“アウディ セールス スキル ロールプレイ コンテスト”は、セールススキルの向上とともに、各セールスマンが持っている独自のノウハウの水平展開も目的のひとつだ。

とにかくトレーニングありきだと語るのは同社代表取締役社長の大喜多寛氏。「トレーニングにはOJTとOff-JT2種類あり、我々が出来るのはOff-JTで、OJTは店舗でやらなければいけない」と述べ、このOJTがどれだけ出来るかが勝負だという。「実践してトレーニング、実践してトレーニングと繰り返す。実践だけだと、失敗する人はずっと失敗してしまう。そこを皆でトレーニングして修正していくのだ」と話す。

大喜多氏はこの皆でトレーニングを行うことが重要だとし、「お互いのノウハウを店舗で広め、(我々が開催する)Off-JTや、(今回の)全国大会でより広めていく。このようなシステマティックなトレーニングをちゃんとやらないといけない」という。

このOff-JTについては即実践で応用できるものだと大喜多氏。「例えば同じアウディコネクトのナビを説明するのに、ある人は文字が入力できる、ある人は音声認識でしゃべって入力できるなど、色々な説明の仕方がある。それを見て自分の中に引き出しを持っておけば、ユーザーニーズによって使い分けることが可能になる。つまり、引き出しの量を増やせるのだ」と述べる。

また、「皆ポケットにたくさんノウハウを持っているが、自分だけのポケットで終わっている。トレーニングによって、お店の中に共有し、全国大会で更に全国へ広げることも目的のひとつだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る