マレーシアの水道管老朽による損失、12年は約2兆リットル

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〈ペタリンジャヤ〉
国家水道事業委員会(SPAN)のまとめによると、昨年、水道管からの漏れなどで失われた上水は1兆9,940億リットルで、処理水の3分の1強に当たるという。

水道管はアスベストを使用した石綿セメント製で、耐用年数は30年。耐用年数を超えている管もあり交換が必要だが、マレーシア水協会のサイド・モハメド会長によれば、老朽化している4万キロ余りの水道管をすべて交換するためには20年の歳月と数十億リンギの費用が必要だという。石綿セメント管は1990年代初頭まで敷設されていた。

SPANのマルズキ専務理事によると、州営の水道事業は赤字で、水道管を交換する余裕がない。このため連邦政府は上下水道管理機構(PAAB)を設け、PAABが水道インフラを買い取り、州にリースする手法を導入した。

PAABへの資産譲渡に同意した州に連邦政府は管の交換経費を交付している。

水道管老朽による損失、12年は約2兆リットル[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

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