マレーシアの水道管老朽による損失、12年は約2兆リットル

エマージング・マーケット 東南アジア

〈ペタリンジャヤ〉
国家水道事業委員会(SPAN)のまとめによると、昨年、水道管からの漏れなどで失われた上水は1兆9,940億リットルで、処理水の3分の1強に当たるという。

水道管はアスベストを使用した石綿セメント製で、耐用年数は30年。耐用年数を超えている管もあり交換が必要だが、マレーシア水協会のサイド・モハメド会長によれば、老朽化している4万キロ余りの水道管をすべて交換するためには20年の歳月と数十億リンギの費用が必要だという。石綿セメント管は1990年代初頭まで敷設されていた。

SPANのマルズキ専務理事によると、州営の水道事業は赤字で、水道管を交換する余裕がない。このため連邦政府は上下水道管理機構(PAAB)を設け、PAABが水道インフラを買い取り、州にリースする手法を導入した。

PAABへの資産譲渡に同意した州に連邦政府は管の交換経費を交付している。

水道管老朽による損失、12年は約2兆リットル[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 懐かしのクルマが昭和の街並みをパレード…喜多方レトロ横丁 昭和レトロモーターShow 2025
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  6. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  7. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  8. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  9. スバルの第1四半期決算は増収減益、通期予想も公表 
  10. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る