解体工事中の東急百貨店を使った震災訓練…11月23日

鉄道 企業動向
現在は解体工事が行われている東急百貨店東館・中央館(奥)。11月23日に解体作業現場を使った震災訓練が行われる。
現在は解体工事が行われている東急百貨店東館・中央館(奥)。11月23日に解体作業現場を使った震災訓練が行われる。 全 2 枚 拡大写真

東京消防庁と東京急行電鉄(東急)は11月18日、東急百貨店東横店東館・中央館(東京都渋谷区)の解体作業現場を訓練場所として使用する「総合震災消防訓練」を11月23日に行うと発表した。

渋谷駅に隣接している東横店東館・中央館は、同駅周辺の再開発事業に伴い閉店し、現在は解体作業が進められている。今回の訓練では、実際の解体作業で生じたがれきを使用するほか、負傷者を重症度と緊急度で選別して治療や搬送先の順位を決める「トリアージ」も実施。「渋谷駅という都心の一等地で行われ、かつ解体工事中の現場を使って行う点で、過去に例がない取り組み」(東急)という。

訓練は11月23日の7時30分から9時頃まで行う予定。同日6時に「東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の首都直下地震」が発生したと想定し、東館・中央館の解体作業現場で生き埋めになった作業員を救出して救急搬送する。

解体作業現場を管理する東急は、東京消防庁と警視庁が共同で行う救助活動に対して災害現状の説明を行うなどして救助活動をサポート。作業現場から救助された作業員は、ハチ公広場に設置される仮設の救護所に搬送する。また、東急は渋谷駅ハチ公口交差点前のビル「QFRONT(キューフロント)」の壁面に設置された大型ビジョン「Q'S EYE(キューズアイ)」を使って訓練の様子を放送するなど、さまざまな場面で訓練に協力するとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る