マレーシアの自動車窃盗シンジケート首領、警察が身元を公表

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア警察は25日、自動車窃盗シンジケートのマレーシア人首領の身元を公表した。

マレーシアで発生した自動車窃盗事件の80%に関与しているとみられており、国際刑事警察機構(インターポル)を通じて国際手配している。

国際手配されたのはニョ・アーハイ容疑者(49)で、2007年には自動車窃盗に手を染めたとみられている。最後に居所が確認されたのはペナン州ニボン・テバルだが、現在は身分証を偽造して他人になりすまし、インドネシアなどの近隣諸国に潜伏しているとみられる。

特に四輪駆動車(4WD)と多目的車(MPV)を狙った、少なくとも1千台以上の窃盗に関わっているとみられ、被害額は1億リンギを超すと推定される。狙いは車齢1年未満の新車で、国外に密輸出して四輪駆動車で3-4万リンギ、MPVで6-7万リンギの利益を得ていたと推定される。密輸出先はアフリカや中東、東南アジア諸国で、コンテナに乗せて船積みするか陸路でタイ経由で持ち出しているという。

マレーシアでは1日当たり平均150台が窃盗に遭っているとみられている。

伊藤 祐介

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