JR四国、「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」の座席をリニューアル

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「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」のアンパンマンシート。「お子様目線」を考慮したデザインに変更される。
「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」のアンパンマンシート。「お子様目線」を考慮したデザインに変更される。 全 2 枚 拡大写真

JR四国は11月25日、瀬戸大橋・予讃線の特急列車で運用されている「アンパンマン列車」11両のうち、2000系特急形気動車の2000形2004号「はいきんまん号」と2005号「ドキンちゃん号」に設けられている「アンパンマンシート」をリニューアルすると発表した。

今回のリニューアルでは、「ばいきんまん号」は「ばいきん城」、「ドキンちゃん号」は「ドキンちゃんの部屋」をイメージし、子供が座席に着席した際や周囲を見上げた時の視線など、子供の目の高さを考慮したデザインに変更。座席や天井、壁、床など車内全体を統一したデザインで装飾する。アンパンマンシートの入口デッキも装飾する。

また、「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」は、アンパンマンシートの普通車指定席のほか通常シートのグリーン車指定席も設置されている合造車となっており、普通車とグリーン車はセンサー式の自動ドアで仕切られているが、これをタッチ式の自動ドアに変更。タッチする位置も子供の手が届きにくい場所にする。

JR四国によると「アンパンマンシート車内でお子様が頻繁に歩かれるとグリーン車指定席と仕切ってある自動ドアがその都度開き、お子様連れのお客様がグリーン車指定席のお客様に気遣いされていました」という。タッチ式への変更で子供が多少動き回ってもドアが開かなくなり、「お子様連れのお客様が心おきなく列車の旅が楽しめる」ようにする。

「アンパンマン列車」は2000年10月から運転を開始。2000系の車内外を、やなせたかしさん原作のテレビアニメ「それゆけ!アンパンマン」のキャラクターで装飾している。瀬戸大橋・予讃線の岡山・高松~松山・宇和島間では、「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」のほか、「しょくぱんまん号」や「カレーパンマン号」など11両の「アンパンマン列車」が、特急『しおかぜ』『いしづち』『宇和海』で運用されている。

「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」は2005年10月から「アンパンマンシート」を導入しており、今回のリニューアルで8年ぶりに車内デザインが一新される。両車とも『宇和海2・5・8・11・14・17・20・29号』と『しおかぜ10・9・22・21号』で交互に運用される。

《草町義和》

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